7月4日(火)晴れ
こんにちは。麻雀ぐーぐです。
昨日、5歳の娘に将棋で負けました。
お久しぶりです。リーチの人です。
いや、違うんですよ。
娘はまだルールもあやふやだから教えながら指してたんです。で、最初からボコボコにするのも大人げないし最初の2回はわざと負けてあげたんです。
そしたら「パパよっわ。全部アタシ勝ってるじゃんw」と煽られましたので、ちょっと本気を出しまして、いい具合に好勝負を演じたうえで次は私が勝とうと思っていたんです。
スリリングな勝負を演出するため、「王」を単騎で敵陣に特攻させたりなどして、娘を十分に楽しませたあと、さてそろそろ持ち駒を総動員させて勝負を決めますかと思った瞬間、なぜか負けてました。守りが疎かになった私の隙を突いてきやがったんです。
全く末恐ろしい娘です。
・・・えー、はい、今日も平和です。
さて、麻雀あんまり打ちたくない勢の台頭により、最近またブログの出番がめっきり減ってしまっております。まあ私自身麻雀打てるのは非常に喜ばしいことなのですが、たまにはブログをのんびり書く日がほしいものです。
本日も既に2卓マルのセット1件と、小さな店内が活気づいてきておりましてブログ日和ではございません。
道中37連敗を喫した6月の成績の振り返りや2023年上半期の成績まとめをはじめとした麻雀の記事、宝塚記念までの激闘、さらには競馬おじさんにたぶらかされて始まってしまった夏競馬初戦の最悪なスタートを綴る競馬の記事、いつもの愚痴、などなど、書きたい事が溜まりに溜まっているのですが、なかなか放出できません。
とはいえ、久しぶりの登場で何も書かずに終わるのもアレだし、どうにか無理矢理なんか書いていきましょう。
なるべく短めにまとめたいと思いつつ、ここで突然の昔話をひとつ。
今となってはその面影もありませんが、私がギャンブルの鬼と恐れられていた頃の話を致しましょう。
当ブログの過疎化を防ぐ為にも唐突なキラーコンテンツ!?の投入です。
それではどうぞ。
――僕の通っていた高校は、全国的にも少し名の知れた野球の名門校。甲子園で準優勝の実績もある。
といってもそれはもはや過去の栄光で、もう随分前からかつての強さは陰を潜めている。
高校時代、僕は野球部の連中が苦手だった。
日焼けした真っ黒い肌、汗の匂い、汚いユニフォームに坊主頭。
部活の為だけに学校に通っていますというような雰囲気がとにかく嫌だった。
ある程度歳を重ねた今は、テレビで高校野球を観たりしたときに、正に青春とでも呼べるような、あの暑苦しい感じに逆に好印象を抱いたりもするのだが、当時の僕は全く受け入れられなかった。
あいつらの住む世界と僕の住む世界とは違う。
正直言って、なるべく付き合いを持ちたくなかった。
だがそんな僕と野球部の連中が、あることをきっかけにして深く関わりを持つこととなる。
高3の夏、最後の大会で敗れた野球部の連中は早々と部活を引退。
途端にやることのなくなってしまった連中の一部で、トランプが大流行した。
休憩時間、放課後、次第に授業中でもお構いなしに始める始末。
とくに爆発的な人気を誇っていたのが大富豪(大貧民)というゲームだ。
カードを配り、手持ちのカードを順番に場に出していって先になくなった方が勝ち。
3が一番弱いカードで、以降4、5、6、・・・J、Q、K、A、の順となり、2が一番強い。
特徴的なのは同じ数の4枚のカードを場に出すと、カードの強さの順が逆になる「革命」というルール。
JOKERがオールマイティのカードとして使えたり、8のカードを出すと場が流れたりと、複雑なルール、戦略性があっておもしろい。
もちろん、高校生にもなってただトランプの勝ち負けを競うだけでは芸がない。
当然そこには多少なりとも金銭のやり取りが生じた。
バイトもせずに、少ない小遣いを仲間内で取り合うのはどうかとも思うが、ジュース代や学食代を賭けた小さな勝負であればかわいいものだ。
しかし、やはり一部では徐々に賭け金がエスカレートしていく。
初めのうちは100円や200円程度だった賭け金も、300円、500円と少しずつ上がっていき、ついには桁を一つ繰り上げて、高校生にしては決して安くないレートで勝負を行うグループが出てきた。
その頃にはいわゆるカモと呼ばれる側の人間は段々と去っていく。
そうしてカモの減少と共に徐々に流行も過ぎ去っていったのだが、数少ないギャンブル好きの人間達は途端に規模の小さくなったグループでも、相変わらず勝負を続けていた。
そんな折、ふとしたきっかけから僕に誘いの声が掛かる。どこかで僕がギャンブル好きだということを知ったのだろうか。
野球部の連中とはほとんど付き合いのなかった僕。よっぽど面子集めに苦労していたのだろう。
当時すでにアルバイトで溜めたお金を競馬につぎ込み、5万、10万勝った負けたの勝負をしていた僕。
最初は野球部の連中のかわいいトランプ遊びを冷ややかな目で眺めていたのだが、声を掛けてきたのはある程度のレートの勝負を生き残ってきた猛者達。
僕の勝負魂に多少の火を灯すのには十分だった。
小さい頃からギャンブル好きだった僕。もちろんトランプでの賭け事は大体経験してきた。
ポーカーやブラックジャックなど、メジャーなものは飽きるほどやってきたし、ときに友達の親など、大人たちも混ざって勝負が繰り広げられることもあったが、負けなかった。
また、大富豪は僕がかなり得意としているトランプゲームで、中学生の頃と高1の頃にハマっていた時期があり、仲間内で場が開かれれば、その都度小銭を稼いだ。
はっきり言って負ける気がしなかった。
このゲームのコツは、カードの出し方などの戦略性はもちろんなのだが、一番大事なのは記憶力である。
勝負所の場面で相手の手持ちのカードが透けて見えたらどれだけ有利に進められることか。
それを場に出たカードを1枚1枚記憶することによって可能にするのである。
といってもある程度のスピードで進行するゲーム中に全てのカードを記憶するのは相当な集中力が必要だ。
現実的に考えて、普通の人間にはかなり難しいだろう。
そこで、3、8、A、2、JOKERなど、大事なカードに的を絞って記憶するわけだ。
僕はこれに加えて4、5、Q、K、それと自分の手に応じて重要なカード数枚を記憶する。
もちろん自分の手持ちのカードが弱すぎてどうにもならないときもあるが、
これをやるのとやらないのとでは、それこそ雲泥の差が出る。
こうした当たり前のことをせずに、終盤になって2やJOKERが何枚出たのかがわからないなど、僕から言わせれば論外である。
レートはいくらでもいいと言い放つ生意気な僕の実力を確かめるためなのか、それとも少しずつじっくりカモる予定だったのか、はじめ、猛者達が提示してきたレートは意外なほど安かった。でもそれは僕にとって好都合。
入学当初からイマイチ気に食わなかった野球部の連中をカモるチャンスを逃したくなかった。
予想通り、自分と連中との実力には開きがあり、僕は安心して何度も負けた。
連中もそれを見て安堵したのだろう。そのうちに一人がレートを上げようと言ってくる。
そこまでくれば勝負は決まったようなものだった。
僕のことをカモだと信じ込んでる連中は、ちょっと僕が連勝したぐらいでは実力を認めない。
どうせ運が良かっただけだと思い続けるだけだ。
後の展開はお決まり通り。連中は負ければ負ける程それを取り返そうとしてレートが上がっていく。
ギャンブルになど慣れていない連中は、ヤメ時がわからない。1人また1人とパンクしていった。
・・・数週間後、最後に場に残ったのはたったの3人だった。
他は全員やめた。
当たり前の話だ。
最後の最後には1回の勝負で1万円が動いた。
・・・その2人とは高校卒業後もしばらくギャンブル仲間として関係が続いた。
今ではそれぞれが結婚して子供もいる為、連絡を取り合うことはほとんどなくなってしまったけど、風の噂でどっちかが競馬で100万勝っただの、2万枚出しただのという景気のいい話が聞こえてくるたび、お前らそれ以上に負けてるだろうがと思わずにはいられない・・・。
・・・はい、というわけで、これまでの昔話シリーズは大体が私の失敗談だったので、たまには別の展開をってことで、今回は競馬や麻雀やトランプなどギャンブルでは圧倒的勝ち組だった高校生の頃の話にしてみました。
あの頃は良かった・・・。
「どうしてこうなった」という一言を封印しつつ本日のブログはここまで。
本日も皆様のご来店をお待ちしております。
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