9月17日(金)小雨
こんにちは。麻雀ぐーぐです。
今日は夜から本格的に雨が降り始めるみたいですね。皆様ぐーぐにお越しの際は傘をお忘れなく。万全の準備をして、とりあえず麻雀打ちますか。
さて、昨日はお客様の引きが早く少し早めに閉店させて頂きました。もし夜遅くお店にお越し頂いたお客様が居たら本当に申し訳ございません。この場を借りて謝罪させて頂きたいと思います。
では、金曜の2人立ち番ということで、絶好のブログ日和。張り切って麻雀のことを書いていきましょうか。
「リーチの人は言ってる事とやってる事が全然違う!」
「打牌に一貫性がなさすぎる!」
「人に教えてるときは丁寧なのに実際に打つと適当すぎ!」
・・・えー、これら全てお客様によく言われる言葉です。全く持ってその通りです。弁解の余地もございません。
とはいえですね、皆様そうは言いますが私にもきちんとした理由があるわけです。
今日は、先週のブログでちょろっと書いた記事の続きを使って言い訳をしていこうと思います。
オーラス
東 8500
南 5000
西 42000 ←私
北 44500
こんな点棒状況で早い親リーを受けました。
親の捨て牌
北白⑨4二 ←リーチ
同巡、私の手牌がこうなります。
ドラ⑤
一三三四四五五⑥⑨⑨456 ツモ④
出ていく一萬は超危険牌なんですが、まあとりあえず押します。
トップになる条件は2600点出アガリでOK。諸説あるかとは思いますが、皆様も気合いで叩き切ったつもりになって読み進めて下さい。
親が字牌か何かをツモ切った次巡、こんなのを持ってきます。
ドラ⑤
三三四四五五④⑥⑨⑨456 ツモ④
さて、どうしましょう、というのが本日のお題です。
状況をもう一度整理すると、親からリー棒が出るも1300点の出アガリは直撃じゃないと足りない。2600点ならどっからでも、という場面。
何はともあれ、まずは一呼吸置きます。一発で超危険な一萬を勝負したんだから最後まで勝負するだけだろ!?
違います。麻雀っていうのはそんな単純なゲームではありません。一打一打その都度期待値は変動します。常に柔軟に対応し続けることが出来る人間こそが長期的に勝者となり得るのです。
一貫性?そんなものは必要ありません。
選択肢としては4つ程でしょうか。
ドラ⑤
三三四四五五④⑥⑨⑨456 ツモ④
親の捨て牌
北白⑨4二 西
↑リーチ
1.⑨切り
2.④ツモ切り
3.⑥切りダマ
4.⑥切りリーチ
これですね、細かく語り出すと文字数がいくらあっても足りません。初心者向けに書くのか、上級者向けに書くのかでも書くことは大幅に変わりそうです。
今回の記事の主旨は冒頭の言葉に対しての私の言い訳ですから、ここでは損得勘定の説明に関してはなるべく簡潔に書いていきたいと思います。
1.⑨切り
これを選ぶ方がいちばん多そうなイメージ。⑥にくっつけての復活を目指します。安定感◎。連対率だけ見たら断トツでしょう。
2.④切り
私的には、長期的に見たトータルのポイント収支期待値がいちばん高い選択だと思います。まあ非常に微妙なラインなので合ってるかはわかりませんが。
3.⑥切りダマ
④のワンチャンスで若干切りやすい⑥を切りつつあわよくばを狙う選択。ちょっと中途半端感が否めませんが有りっちゃ有り。
4.⑥切りリーチ
最もスリリング且つエキサイティング。リスク選好、私好みのハイリスクハイリターンな選択。
まあ、私がどれを選んだかはこのブログの読者の皆様なら想像はつくかと思います。ただし、それは今月の私がエンジョイ麻雀を楽しんでいるからに他なりません。
先月のように負けられない戦いに挑んでいる際、ガチの期待値麻雀を打っているときならば歯を食いしばって、「2.④切り」です。
こちらはストレスの多いいばらの道。次に無筋を持ってきたらどうするか、どこまで押すのか、シビアで難しい選択をし続けなければなりません。
そもそも④を切る際にも多大なるストレスが発生します。通っている筋は5ライン。仮に親リーが両面だとすると④は13分の2。約15%ちょい。カンチャン?ある。シャンポン?少ない。単騎?ない。
本命の筋の存在
5-8
僅かに通しやすい牌
三、2、3
ワンチャンス
③-⑥
人読み
相手の親の愚形率やや低め
リーチ後のツモり方、力の入り具合、表情、好形率UP
点差の離れたオーラス、愚形率ややUP
ドラ⑤、刺さったときの平均打点普段よりUP。ドラを跨いでアタった場合、それなりの覚悟が必要。
自身の手牌、打点OK。待ち最大で4枚。④を通したあとに切れない牌(例えば索子の5)を持ってきたときの復活率まずまず。
オリたときの安パイ、なんとかなりそう。
ポイント収支、勝利で1500P+素点のボーナス、3着落ちの場合-1000Pと素点たくさん。
・・・などなど、④を切る際にはこれ以外にも多岐に渡って色々な事を考えつつ、トータルで見て得だという確信を持って切らなければなりません。
その後も1牌何かが通る度に複雑で難解な計算を頭の中で処理し続けなければならないのです。
・・・えー、疲れます。
そんなことよりリーチと言って楽になりたいのです。
これがですね、私がよく言う「麻雀気合説」の正体です。麻雀で勝つには気合いを入れて、いばらの道である④切りの選択をしなければなりません。
まあもちろん「私の場合は」という注釈がつきますが。。
ただ、先月頑張ったからと、今月のように腑抜けた麻雀を打っている私には④は打ち切れません。レッツエンジョイ麻雀。
少考を入れさせてもらい、悩んでいたのは⑨を切るか⑥切ってリーチかです。
実は、人読み、会話読みを駆使して、ラス目の上家が⑨を持っていないことはわかっていました。トップ目の下家が最後の⑨を持っている可能性はまずまずありそう。
ズルいぞと思われるかもしれませんが、麻雀は対人ゲームです。
私、ぐーぐに毎月200時間以上居るのです。怠惰による勉強不足から麻雀の技術・知識では負けても、人読みや癖などを使った駆け引きで負けることはあってはなりません。
そして、2人後ろ見も居て、リーチの人のリーチの人たるリーチを魅せる状況は整っていました。
では、私の心の中は相当⑥切りリーチ寄りなのに、何故悩んでいたかというと、時刻が23時。お店の締め作業を私がやることを考えると、その日の最終戦であることが確定していたからです。
そして、まだ9月の前半戦だったそのとき、前月の勢いを維持して何気に純黒だったからです。
ハイリスクな選択をしてリターンを得られた場合は何も問題ないんですが、負けて嫌な思いをして締め作業をしたくはないのです。帰って美味しいビールが飲みたいのです。
無難な選択をして、心の平穏を守るかどうか、一瞬弱い心が出かかります。
・・・いやいや、そうじゃない。すぐに⑨が出たらどうすんのよ。それこそ私が最も恐れる出来事です。
かくして、皆様の予想通り、私は元気良く「リーチ!」の発声をしたのでした。。
だいぶ長くなりましたが、まとめると、そのときの気分や状況、収支、その他諸々、麻雀の損得勘定だけでなく、様々な要因によって私の打牌は変わるということです。
いつも平和ドラ3をリーチと言ってツモりにいくくせに、急に3面張をダマったりするのはそういうことです。
純黒のかかった月末の調整期間などは最もわかりやすいですね。今回の牌姿でいうと間違いなく⑨を切ってお茶を濁す選択をするでしょう。
ただし、人に教えるときなどは全ての選択においてのメリットデメリットを解説し、本人にとって最も期待値の優れた選択をするように教えます。
わざわざ「本人にとって」と書いたのは技量によっても選択は変わるからですね。
例えばカエルの子や詐欺の子などには今回の場合リーチと宣言するよう教えた方が、トータルで収支は上向くでしょう。
ダマにしててその都度選択を繰り返すことを求めるのはまだ無理だからです。
・・・はい、えー、ちょっと疲れてきました。そろそろ終わりにしましょう。
というわけで、今日は言うことがコロコロと変わることで評判のリーチの人の言い訳を長々と書かせて頂きました。
・・・え?肝心の結果はどうなったのかって?
そりゃあ穏やかな気持ちで締め作業をして帰って美味しいビールが飲めましたとも。
でなければブログに書きません。
え?こんな適当な考えで麻雀を打っているお前の今月の成績はどうのかって?
70回打って21ラス。
ラス率ジャスト3割。
・・・そりゃそう。
では本日も皆様のご来店をお待ちしております。
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