3月30日(火)晴れ
こんにちは。麻雀ぐーぐです。
春ですね。昨日は保育園の帰りに子供を連れてプチ花見に行って来ました。やっぱり桜はいいですね。私この季節がいちばん好きなんです。麻雀日和だし。とりあえず打ちますか。
さて、今日は先週くらいに某トッププロの方の麻雀を後ろ見していてまたひとつ勉強になったという話を書いていきたいと思います。
例によって長くなる気がするので覚悟して読み進めて下さい。
あ、こういう麻雀の記事を書くということは、当然本日のブログ担当はリーチの人です。
そういや先に言っておきますが、どうも最近、私のことを麻雀上手いんじゃないかと思っている人が増えてる気がしています。
でもそれは間違いですからね。
まあ大体の常連様達が言っているのはただの煽りでしょうが、勘違いしている方もいらっしゃると思うのでこの場で訂正しておきます。
・・・って、このブログ読んでるのは煽ってくるような常連のお客様ばっかりだからあんまり意味ないか。・・・まあいいや。
私、ここのブログでもちょいちょい書いていますが、そんなに麻雀上手くありません。まだまだ日々勉強中の身です。
普段から生意気な発言、強気な言動が多いですし、ぐーぐ女子達の先生をしたりもしているので勘違いされやすいのですが、私などテンパったらリーチっていうだけのただの人です。
比べる相手を間違えていそうではありますが、某トッププロと比べると麻雀の知識、技術、経験、そのどれを取っても足元にも及ばないでしょう。
・・・いや、それは言い過ぎか。膝元くらいにしておきましょうか。
唯一勝てる部分があるとすればハートの強さだけだと思います。
でも、以前このブログで「麻雀気合説」が証明されたように(ほんとか?)、メンタルゲームと言われる麻雀で最も重要なのは気持ちです。
というわけで年間で1000半荘、2000半荘という途方もない回数をこなす長期戦においてポイントを積み上げることに関しては私のほうが長けている可能性もあります。
まあトッププロの方がお店の雰囲気を重視したプロレス麻雀をやめてガチの期待値麻雀を打つようになったら話は違うでしょうが。。
前置きが長くなりました。
南3局 ドラ中
親 31000
南 24000 ←プロ
西 22000
北 23000
例によってうる覚えなので大体こんな感じってことで。
大事なのはトップまで満貫圏内、ラス親を残した2着目ということですね。
割と早い巡目にプロの手がこうなります。
①②④⑤⑥⑥⑦4r556789
1枚切るところ。
テンパイ効率だけでいくと5切りがいちばん広いですかね。筒子の①~⑧どれを持ってきてもテンパイです。
プロはここで①を切りました。形重視の一打ですね。
①を切ると筒子の形がよくあるこれになります。
②④⑤⑥⑥⑦
②と⑤-⑧に加えて、一応③引きでのテンパイも逃しません。
ですがその直後、後ろで見ていた私に「今の場面何切った?」とプロが聞いてきたんです。
私もパッと見で①を切りそうなので、「①でいいんじゃないですか?」と返します。
ただ、プロが問題を投げかけてきたということは何か別の解がありそうです。
場を見渡します。①が1枚切れ、②に関しては2枚切れでした。
・・・なるほど。②切りが正解だったのかもしれません。
いちばんの理由は①の重なりやすさですね。残り1枚の②と、残り2枚の①では大差です。山に残ってる確率も①の方が上でしょう。
あとは安全度の比較でも①を残した方が優秀。(②は1人が序盤に2枚切っています)
裏目の③引きでもこの形なら嬉しいでしょう。
③④⑤⑥⑥⑦4r556789
まあ今裏目と言いましたが、むしろ②を残してのこのテンパイ形いるのかって話です。
②③④⑤⑥⑥⑦4r556789
これと、重なりやすい①をツモってきて⑤-⑧待ちで即リーチ打てることとの比較をすると、微差で②切りが勝ちそうです。
このとき、私、非常にウキウキした気分になったんです。
恐らく大多数の人は「どっちでもいいよ、そんなもん」と思うでしょう。
細かすぎることこの上ない話だからです。
正直、長い目で見たときにどっちを切ったとしてもそこまでの優劣はつかないと思います。
もちろんこうしてブログに書いているということはこのあとすぐにプロが①を持ってきてツモ切るんですけど、でもその①を持ってくる前に2人で「ああ、ミスかもね」っていう結論を出せたんです。
これってとっても贅沢だと思いません?
まず、こんな細かい話を語れる相手はそうそういません。そして、その相手が自分より明らかに格上で信頼できる相手なんです。
そんなプロの麻雀を間近で見れて、細かい思考を教えて貰えるわけです。
あ、ぐーぐは後ろ見に関してはかなり規制が緩いですからね。割と見放題です。
トッププロの麻雀がですよ?皆様、麻雀を打つときはぜひぐーぐで。(唐突な宣伝)
で、結局このあとどうなったかというと、①をツモ切ったあとすぐに7、⑧と持ってきてこうなります。
④⑤⑥⑥⑦⑧4r5567789
⑧でのツモアガリを逃した格好ですが、3枚使いとはいえ5-8待ちのメンピン赤のリーチが打てました。
このときプロが少考を入れていたんですが、そういやその理由を聞くのを忘れました。4-7でリーチするかを考えていた訳ではないと思うので、恐らく待ち替えの為にダマにするかどうかでしょうか。
それとも昭和のピン雀オヤジのように、「1回アガリ逃しているしここは流れ的にダマでいくか?」とでも考えていたか。。
真相は闇の中です。
トップ率を考えると、この点棒状況ではリーチをかけてアガったときと、ダマでアガったときの差があり過ぎるので当然のリーチですね。
でも昭和のオヤジ理論を舐めてはいけません。こういう細かいミスでアガりを逃したときには往々にして起こるんです。ビックリするくらい不幸な出来事が・・・。
このとき、下家のメンバー(妖精)の手牌がこうなっていました。
一三四四r五六六六七七七八八
わかりやすくするとこう。
一三 四四 五六七 六六七七八八
カン二萬待ちです。
ここに三を持ってきてこう。
三三四四r五六六六七七七八八
待ちは二-五、三、四。
こうですね。
三三四四五 六六六 七七七 八八
三三 四四 五六七 六六七七八八
ここにさらに八を持ってきます。
三三四四r五六六六七七七八八八
これはさすがにツモ切り(場合によっては四切りか?)が良さそうですが、このメンバーは赤い五を切ります。まあなんというか、予想通りって感じです。
ただ、それほど悩まずにさっさと思考放棄して、割と短い時間で最も欲張った選択を取ったことは評価に値します。
・・・え?なんで今偉そうに上から目線で言ったのか?
なんででしょう。そんなの私にもわかりません。
これであとは何を持ってきてもゼンツするだけです。
先制リーチのプロは中々ツモれません。下家はツモれば役満、出ても三倍満という恐ろしい手で待ち構えています。
麻雀っていうのは本当に面白いですよね。
①を切るか②を切るか、たった一牌の選択を間違えただけで、こんな恐ろしい捲りあいをしなければならなくなるんですから。
決着のつかないまま終盤、周りは妖精の押しを見てオリ気味。一騎打ちの様相です。
ここで、「本当ならとっくにアガってるのにねー」
私がプロに煽りを入れます。
「こういうときって大体嫌なこと起こるよねー」
追撃も怠りません。
お互いアガれないまま迎えたプロ最後のツモ番。
5-8か、三、四か。
2人の手牌を後ろから見ている私だけがいちばんの盛り上がりを見せています。
「終わった・・・」
持ってきた牌を確認するとうな垂れるプロ。
力なくツモ切られたその牌は・・・
ドラの中!
・・・セーフ!!!
平和に流局しましたとさ。。
・・・かー!つまんね。せっかく人が盛り上がってるのに!持ってこれんかね。三か四を。
きっとミスターエンターテイナーのチャンピオンならきっちり持ってきてくれてますよ。
まあ喜ぶ観客は私だけですけど。
そんなことではまだまだMリーガーダンプは先の話ですね。
・・・はい、前半なんか褒め過ぎたと思って下家の清一色の話無理矢理ねじ込んだら予想通りまたメッチャ長い記事になってしまいました。終わりにしましょう。
皆様もトッププロとこんな近い距離で打てるぐーぐで一緒に麻雀打ちませんか?
今日はダンプさんに妖精にリーチの人と、この記事にも登場した個性的なおじさん3人が皆様のご来店お待ちしております。
ぜひ一緒に麻雀打ちましょう。
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